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最近は、水出しの麦茶やお茶がたくさん販売されていますね。鉄玉子を利用して水出し麦茶やお茶を作っても、効果はあります。水出しだからこそのメリットもあるんですよ。
この記事では、どれくらいつけておけばいいのか・入れっぱなしにしても大丈夫なのか・使い終わったあとどうするのかまで、順番に見ていきます。また、コーヒーと鉄玉子は相性が悪い、という話についても深堀りしていきますね。
鉄玉子は水出し麦茶やお茶でも効果を発揮するのか?

結論からお伝えすると、水出しでも使えます。ただ、お湯を沸かして使う場合とは少し勝手が違うところがあるので、まずはそこから見ていきましょう。
鉄玉子で水出し麦茶やお茶を作る効果
鉄玉子を水出し麦茶やお茶に使用すると、鉄分が液体に溶け出します。沸騰させた方が鉄分は溶け出しやすくなりますが、長時間浸しておくことで水でも鉄分を摂取することができるのです。水出しのお茶やコーヒーと同じように、時間をかければ水でも問題ありません。ただし、高温の方が溶ける鉄分の量は多くなるようです。
鉄玉子で水出し麦茶やお茶を作る最大のメリット
鉄玉子を水道水に入れて数時間置いておくと、水道水特有のカルキ臭さが和らぎ、味わいもまろやかになると多くの方が実感しています。 浄水器や活性炭によるカルキ臭除去だけでなく、鉄玉子を使って鉄分も一緒に摂取すると一石二鳥ですね。鉄玉子は手軽に鉄分を摂取できる優れたアイテムなのです。
鉄玉子で水出し麦茶を作るときの手順と時間の目安
効果があるとわかっても、実際に何時間つけておけばいいのかは迷うところですよね。ここでは水出しで使うときの流れを、順番に見ていきます。
水出しの場合につけておく時間の目安
基本の考え方はシンプルで、麦茶ができあがるまでの時間に合わせるのがいちばん現実的です。市販の水出し用麦茶パックは、冷蔵庫で数時間〜一晩ほど置くものが多いので、麦茶パックと一緒に鉄玉子を入れて、できあがったら両方を取り出す、という流れになります。
なお、「何時間で鉄分がどれくらい溶け出すか」という数字は、メーカーから公表されていません。水温・水の量・鉄玉子の状態によって変わるためです。ネット上には具体的な数字を挙げている情報もありますが、出どころがはっきりしないものが多いので、この記事では書かないでおきます。お手持ちの鉄玉子に説明書が付いていれば、そちらの使用時間を優先してください。
麦茶1リットルに鉄玉子はいくつ入れる?
こちらも商品によって推奨が異なるため、まずは説明書の表示に従うのが確実です。一般的には1個で使われることが多いようですが、たくさん入れれば早く溶け出すというものでもありません。増やすより、つけておく時間で調整するほうが扱いやすいと思います。
入れっぱなしにするとどうなる?
ここが水出しでいちばん気をつけたいところです。長く入れっぱなしにすると、鉄のにおいが移って飲みにくくなると複数の情報で共通して言われています。せっかく作った麦茶が飲めなくなってはもったいないので、できあがったら取り出すクセをつけておくと安心です。
また、鉄玉子を入れたまま冷蔵庫に置きっぱなしにするのは避けたほうがよさそうです。水につかった状態が続くと錆びの原因になります。この点は次の章で詳しく見ていきますね。
鉄玉子とコーヒーの相性が悪いってホント?

コーヒーは多くの人が日常的に楽しんでいる飲み物ですが、鉄分の吸収を妨げるという話を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。そこで、鉄玉子とコーヒーの相性について詳しく見ていきます。
| 飲み物 | 鉄玉子と一緒に使われるか | 言われている理由 |
|---|---|---|
| 麦茶 | よく使われる | 渋み成分が少ないとされる |
| 水・白湯 | よく使われる | 味に影響が出にくい |
| 緑茶・紅茶 | すすめられないことが多い | 渋み成分(タンニン)が鉄の吸収を妨げると言われる |
| コーヒー | すすめられないことが多い | 同上 |
この表のとおり、麦茶と鉄玉子の組み合わせがよく紹介されるのには理由があるんですね。それでは、コーヒーとの相性について詳しく見ていきましょう。
鉄玉子とコーヒーの相性が悪いと言われる理由
コーヒーに含まれているカフェインやタンニンには、鉄分の吸収を阻害する作用があると言われています。これらの成分が鉄分と結合することで、体内への吸収が妨げられてしまうのです。コーヒー以外にも緑茶やワインなどタンニンを多く含む飲み物は、同様に鉄分の吸収を阻害する可能性があります。また、コーヒーは鉄分だけでなく亜鉛などの他のミネラル成分の吸収も阻害してしまう恐れがあるため、鉄分の補給を心がけている方はコーヒーの飲みすぎに注意が必要です。
鉄玉子でコーヒーを飲む効果的な方法
鉄分の補給を意識しつつコーヒーを楽しみたい方におすすめなのが、以下のような飲み方です。
1,深煎りのコーヒーを選ぶ
焙煎時間が長い深煎りのコーヒーは、浅煎りと比べてタンニンの量が少なくなります。そのため、鉄分吸収の阻害を抑えることができるのです。
2,食後しばらくしてからコーヒーを飲む
鉄分は胃で分解された食物が十二指腸に送られた後に吸収されます。食後すぐにコーヒーを飲むと、十二指腸に送られる前の鉄分がカフェインやタンニンと結びついてしまい、吸収が阻害されてしまいます。食事から30分から1時間ほど間隔を空けてからコーヒーを飲むようにしましょう。
3,コーヒー豆を使っていない代用コーヒーを試す
たんぽぽコーヒーや大豆コーヒーなどの代用コーヒーは、鉄分の吸収を阻害することなく飲むことができます。本来のコーヒーとは味わいが異なりますが、鉄分補給を心配せずに楽しめるのが特徴です。
鉄玉子の便利な使い方いろいろ
鉄玉子は、お湯に入れるだけで使える手軽な道具です。麦茶づくり以外にも使い道があるので、ここでは電気ケトルと炊飯器での使い方を見ていきます。どちらも便利な反面、気をつけたい点があるので、あわせて確認してください。
鉄玉子×電子ケトル

電気ケトルで沸騰させたお湯に鉄玉子を入れる活用法は、とても手軽で取り入れやすい方法ですよね。
ここでは、注意点について確認しておきましょう。最も大きな問題は、ポットの詰まりの原因になる可能性があるということです。 電気ケトルに鉄玉子を入れて使用すると、ポット内に鉄分が付着してしまうことがあります。鉄分の付着によってポットが詰まった場合、そのポットは使用できなくなってしまいます。 このようにイレギュラーな使用が原因で故障した場合、保証の対象外となる可能性があるため注意が必要です。長期的に鉄玉子を使用するのであれば、鍋ややかんに入れるのがおすすめです。 また、電気ケトルの底が鉄玉子で傷ついてしまう恐れもあります。
その理由として、
・沸騰時にカタカタと底を傷つける可能性
・電気ケトルに鉄玉子をドボンと入れる際に底にダメージを与える可能性
などが考えられます。
電気ケトルの底に傷がつくと、そこから錆が発生する原因となります。
鉄玉子を入れる際は、コトンと落とすのではなくお玉などを使って静かに入れるようにしましょう。
また、あらかじめ鉄玉子を入れてから水を注ぐことで、手を濡らしたりお玉を使ったりせずに済みます。 いずれにせよ、電気ケトルに鉄玉子を入れる時は丁寧に扱うことを心がけましょう。

鉄玉子×炊飯器
ご飯を炊く際に鉄玉子を入れることで、手軽に鉄分を補給することができます。
まず、いつも通り米を研いで水を加えます。
そして炊飯器のスイッチを入れる直前に、鉄玉子を投入するだけでOKです。
炊き上がったら、しゃもじやお玉を使って熱々の鉄玉子を取り出しましょう。
素手で触ると火傷をする恐れがあるので、必ず道具を使うようにしてください。
取り出した鉄玉子は水で洗い、しっかりと拭き上げて乾燥させれば完了です。 この方法なら、いつものご飯を炊くだけで簡単に鉄分をプラスすることができるのです。普段の炊飯にひと手間加えるだけで、健康的な食事が実現できます。

使ったあとのお手入れと、買い替えの目安
鉄玉子でいちばん多い失敗は、じつは使い方ではなくしまい方です。ここを外すと数回で錆びてしまうので、使い終わったあとの流れも押さえておきましょう。
使い終わったらすぐにやること
やることは1つだけです。取り出したら、乾いた布かキッチンペーパーで水気を拭き取り、しっかり乾かす。これだけです。
・水につけたまま放置しない
・洗剤で洗わない
・拭いたあと、風通しのいい場所でしっかり乾かす
洗剤を使うと、鉄の表面にできている膜まで落としてしまうと言われています。汚れが気になるときも、お湯でさっと洗ってすぐ拭くくらいがちょうどいいようです。
錆びてしまったときは
うっかり錆びさせてしまっても、すぐに捨てる必要はありません。対処法は別の記事で詳しくまとめているので、そちらを参考にしてください。
どれくらい使えるもの?
「何年で交換」という決まった目安は、メーカーからは公表されていません。使う頻度や保管の仕方で変わるためです。ひとつの見方として、表面がぼろぼろと欠けてきたり、拭いても錆が落ちなくなってきたりしたら、買い替えを考えるタイミングかもしれません。
逆に言えば、使ったあとにきちんと乾かしてさえいれば、かなり長く使える道具です。値段も手ごろなものが多いので、1つ持っておくと毎年の麦茶づくりで活躍してくれますよ。
鉄玉子は水出し麦茶やお茶でも大丈夫?まとめ

鉄玉子は、水出しの麦茶やお茶でも使えます。お湯を沸かす場合より時間はかかるので、麦茶ができあがるまで一緒に入れておき、できたら取り出す——この流れを覚えておけば大丈夫です。入れっぱなしにすると鉄のにおいが移りやすいと言われているので、そこだけ気をつけてください。
そして、いちばんの失敗はしまい方です。使ったらすぐに拭いて、しっかり乾かす。これだけで長く使えます。
コーヒーや緑茶に含まれるタンニンは鉄の吸収を妨げると言われているので、鉄分を意識するなら飲むタイミングをずらすのがよさそうです。電気ケトルや炊飯器で使うときは、詰まりや傷に気をつけて。無理のない範囲で、毎日の麦茶づくりのついでに続けられるといいですね。

