3月になると身体がだるい、耐え難いのどの痛み、鬱陶しい鼻水、、これはスギかヒノキかどっちかな?花粉症だと思っていたこの症状。アレルギーを特定するため、血液検査をしてみたら「黄砂過敏症」と診断されました。初めて聞いた病名で一瞬よくわからなかったのですが、診断される人は多いそうです。花粉症とはまた少し違うんだよなぁと感じる人は、もしかしたら黄砂過敏症かもしれませんよ。実際にわたしが日常生活で感じる黄砂過敏症の症状や、処方された薬などについても紹介します。
黄砂過敏症と花粉症の見分け方
花粉症だと思って長年過ごしていたのに、黄砂過敏症と診断されました。
黄砂過敏症とは?
黄砂は、乾燥した風に乗って大陸から吹き付けられる微粒子のことを指します。これに含まれる微粒子や有害物質が体内に侵入することで、アレルギー反応を引き起こす場合があります。主な症状は以下の通りです。
- くしゃみ、鼻水、鼻づまり
- 喉の痛みや咳
- 眼のかゆみや充血
- 呼吸困難や喘息の発作(重度の場合)
一般的な症状に加えて、私は気が重くなったり、だるくなる症状もあり、あからさまにテンションが下がります。
花粉症の症状
一方、一般的な花粉症の症状は以下の通りです。
- くしゃみ、鼻水、鼻づまり
- 目のかゆみや充血
- 咳や喉の痛み(一部の人に現れる)
花粉症は、花粉によって引き起こされるアレルギー反応のことを指します。主な症状は花粉の飛散する時期に現れます。
黄砂過敏症・花粉症 どっちも辛い
症状については、あくまで一般的なものです。花粉症で肌荒れを起こす人も多いですし、一言に「くしゃみ・鼻水・鼻づまり」といっても、程度の差が激しいですよね。ただ言えることは、どっちの方が楽とは一概に言えない、ということでしょうか。
黄砂過敏症と花粉症の見分け方
花粉症と症状も時期も酷似している黄砂過敏症。見分け方について説明します。
黄砂の影響を受けやすい人
黄砂の影響を受けやすい人がいるようです。
- 既存の呼吸器疾患を持つ人
- 高齢者や小さな子供
- 特定の地域に住む人
黄砂の影響を受けやすい地域
黄砂は、中国の内モンゴル、甘粛省、新疆ウイグル自治区などから発生します。風に乗って微細な砂や土壌が空中に舞い上がり、黄砂として日本や韓国、台湾などの東アジア諸国に運ばれます。日本では、特に西日本の地域が黄砂の影響を受けやすいようです。
1. 九州地方: 福岡県や佐賀県など
2. 四国地方: 主に愛媛県や高知県など
3. 中国地方: 島根県や鳥取県など
4. 関西地方: 大阪府や京都府、兵庫県など
これらの地域は、黄砂が大陸から日本へと流れてくる経路上に位置しているため、黄砂の影響を受けやすいです。
黄砂過敏症の対策と予防
少しでも効果あるかもしれない、対策と予防について紹介します。
黄砂過敏症対策4選!
- 屋外での活動を控える: 特に黄砂が多い日は室内で過ごすことがおすすめ
- マスクの着用: 外出時には、微粒子を遮断するマスクの着用が効果的
- 空気清浄機の使用: 室内の空気をきれいに保つために空気清浄機を使用しよう
- 目や口を保護: ゴーグルやサングラスを使用して、目や口を保護
出来ることに限界はあるかもしれませんが、黄砂の多い日は外で過ごす時間を減らすなどして少しでも快適に過ごせたらいいですね!
黄砂過敏症と診断されてから
ここからは、黄砂過敏症の体験談を紹介します。
黄砂過敏症と診断されるまでの流れ
実際に黄砂過敏症と診断されたのは、今から4年前の春でした。当時は花粉症の症状が出ていて、花粉症かどうかを特定するために血液検査を行いました。確かに、花粉症とは少し違う気がする、、、となんとなく思っており、「黄砂過敏症」と言われて納得したことを覚えています。結局、処方されたのは花粉症でも使われるような抗アレルギー剤。薬を飲むと少し楽になったような気はしますが、快適とまでは言い難い状況。結局、黄砂が飛んでこなくなるまではダル重い気分は晴れません。
黄砂過敏症と診断されて良かったこと
アレルギー症状の原因を突き止めたことで、対策をすることが出来るようになりました。黄砂は毎日の天気予報で飛散状況を説明してくれるので、事前に外に出る予定を回避したり、洗濯物を外に干さないようにしたりと、対策が取れるようになりました。原因がわかれば対策出来るんです。
まとめ
アレルギー症状で悩んでいる人は、自分がどんなアレルギーを持っているのか把握することで対策を練ることが出来ます。黄砂過敏症の人は、黄砂が飛来する3~5月が一番しんどい時期ですよね。とはいえ、花粉症ではなく黄砂が原因なので、黄砂が飛ばなくなれば症状は治まります。毎日の天気予報に注視して一日も早く黄砂がやむことを祈りましょう!黄砂過敏症は、血液検査でわかるので、花粉症の検査をする際は確認してみるといいですね。