【最新】ドコモ、マネックス証券子会社化で生まれる新たな経済圏

ドコモ・マネックス証券を子会社化
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ドコモがマネックス証券を子会社化するんだって

NTTドコモは、証券業に参入すると発表しました。来年から始まる新NISAを前に動き出した形。この提携は、日本の金融サービス分野における新たな動きを予感させます。

この記事でわかること
・ドコモがマネックス証券を子会社化して変わること
・携帯キャリアを取り巻く経済圏について

(上記の図はドコモHPより)

目次

新たな経済圏の形成?「ドコモマネックスホールディングス」の設立

ドコモは携帯キャリアの中で唯一、グループ内に銀行や証券会社がありませんでした。それがこの提携により、NTTドコモは金融サービス分野に参入することになります。この中間持ち株会社では、NTTドコモが株式の約49%を保有し、約500億円の出資が行われます。ドコモが金融サービス分野に参入することで、私たちの生活にどのような影響をもたらすのでしょうか?

金融サービスが手軽に利用できる

NTTドコモは、スマートフォンやモバイル決済で培った技術と顧客基盤を活かし、金融サービスを提供します。政府が掲げる「貯蓄から投資」という流れの中で最良のサービスを提供すると会見では発言されています。銀行や証券会社へのアクセスが簡単になり、ドコモユーザーもより気軽に利用できるようになるでしょう。

会見では具体的に、
こんなことを話していたよ。

・ドコモとマネックスのアカウントの連携
・マネックスの取引でのドコモのポイントサービスや決済手段の導入
・ドコモのスマホ決済サービス内での投資サービスの提供

資産形成へのサポート

子会社化により、投資に興味を持つ方々に向けて資産形成サービスが提供されます。ドコモが提供するd払いの連携を早め、投資初心者向けの手軽な資産形成や1人1人にあった資産形成に向けたアプリケーションの立ち上げも検討。将来の安定や資産運用に関するアドバイスが受けられ、個人の資産形成が支援されることでしょう。

ドコモショップで、資産運用相談ができるようになるのかな

ドコモショップでお金の勉強!?

お金

ドコモショップやオンラインプラットフォームを通じて、金融教育コンテンツが提供される予定です。金融に関する知識が普及し、個人の金融リテラシー向上に寄与することでしょう。

そういえば、ドコモショップに行ったら
「家計の見直ししませんか?」と声掛けられたことがあったよ。
スマホの料金プラン変更と一緒に、お金の勉強もできそうだね。

ドコモの持つ会員データ数

ドコモは約9600万の会員データを保有しており、これを活用して金融CRM(顧客関係管理)を構築する計画です。この9600万という数字は脅威ですよね。なんせ、日本の人口は約1億2000万人ですから、ほぼ日本の人口と同数と言っても過言ではありません。この顧客情報を、顧客の同意を得た範囲内ではありますが、ドコモの会員データとマネックス証券のデータを組み合わせ、より効果的な金融サービスの提供を目指していくそうです。

AIによる顧客サポートと次世代金融商品

提携において、AIによる顧客サポートが提供され、投資家のニーズに合ったサポートが行われます。また、STO(セキュリティ・トークン・オファリング)などの次世代金融商品も提供され、多様な投資機会が提供されるでしょう。

まとめ

携帯キャリアは自社の電話サービス利用者を他のサービスに誘導する経済圏を作っています。最近では、クレジットカードや銀行、証券といった金融サービスと通信の連携を進めています。

楽天グループ:1億越えの顧客基盤を活かし楽天市場を中心に、銀行・証券など複数のサービスを利用することでポイント付与率が上がる仕組みで経済圏を形成。
ソフトバンク:登録者6000万人超のPayPayを軸に経済圏を形成。
KDDI:傘下にauじぶん銀行、auカブコム証券を持ち、金利優遇プランの導入などで経済圏を形成。

携帯電話契約数首位であるドコモは、上記ような金融を含めた経済圏の形成という面ではおくれを取っていました。今回のドコモのマネックス証券子会社化によって、新たな経済圏の形成をもたらし次の成長につながることでしょう。

今後の展開に注目ですね!

私たちにとっても、資産形成と金融サービスへのアクセスが向上し、新たな投資の機会が広がるのではないでしょうか。新NISAを検討する上でも、経済圏の選択は長い目でみると重要です。自分にとってどの経済圏がより生活をお得をもたらしてくれるのか、見極めが必要です。

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