財務省より、2025年大阪・関西万博を記念して新デザインの500円硬貨を発行すると発表しました!表面には万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が描かれています。大阪万博の開催までに、3回に分けて5種類程度発行されると発表されていて、今回はその第3弾です。記念貨幣の第1弾と第2弾は、どちらも千円銀貨で、高額でかつ申込みが必要でした。今回は500円硬貨ということで、気軽に交換できますね。でもちょっと待って。記念硬貨は熱狂的なファンが多く、あっという間に取り扱いが終わってしまうこともしばしば。なんでそんなことになるのか、銀行で長く務めた筆者が、記念硬貨の裏側を暴露します。申込みはいつから?方法は?という、ミャクミャクの記念硬貨が欲しいなーと思っている方必見です!
ミャクミャク500円記念硬貨について
ミャクミャクの記念硬貨の詳細は以下の通りです。
ミャクミャク500円硬貨は令和7年4月から
記念硬貨の引換え予定期間は、令和7年4月からと発表されました。具体的な日にちまでは現時点ではわかりません。
こちら詳細が分かり次第追記します
ミャクミャク500円硬貨のビジュアル
ミャクミャクがドドーンっと描かれていますね。カラーではないので、可愛さでいくと第2弾の方が上かもしれません。
ミャクミャク500円硬貨の詳細
額面 | 500円 |
素材 | ニッケル黄銅、白銅及び銅 |
品位 | 千分中銅750、亜鉛125、ニッケル125 |
量目 | 7.1グラム |
直径 | 26.5ミリメートル |
その他の特徴 | 異形斜めギザ等 |
発行枚数 | (今後発表します) |
引換期間 | 令和7年4月 |
大きさや見た目の色味などは現在発行している500円硬貨と、ほぼ同じということです。発行枚数は現時点で未定、具体的な引換要領についても、今後発表があるようです。※分かり次第、追記します
記念硬貨の申し込み方法
記念硬貨の申込み方法については、現時点で以下のように発表されています。
五百円貨幣は、取扱金融機関の窓口において額面価格により引換えを行います。(財務省HPより)
つまり、今回の記念硬貨は、記念貨幣を取り扱う金融機関の窓口で、同額の500円で引き換えることができる、ということになります。
わかりやすく言うと、
という取り扱いです。
窓口では、両替伝票を書くことになるよ
※具体的な引換要領については今後発表があると記載されていますが、今までと同じであれば両替になります。発表があれば追記しますね!
第3弾は、千円貨幣と一万円貨幣もある!?
第3弾は500円硬貨だけではありません。
千円貨幣及び一万円貨幣は、素材に貴金属を使用し特殊な技術を用いて製造されることから、貨幣の製造等に要する費用が額面価格を上回る、プレミアム型の記念貨幣として独立行政法人造幣局から販売することを予定しています。図柄等の詳細は、今後、財務省等から発表する予定です。(財務省HPより)
千円貨幣と一万円貨幣については、500円硬貨と違い同額での引換えではなく、プレミアム型の記念貨幣という取り扱いになるようです。
第2弾の1,000円銀貨のようなものでしょうか。第2弾のミャクミャク記念銀貨の詳細はコチラから
第2弾の1,000円の記念銀貨は、プレミアム価格で13,800円でしたので、今回も大きくプレミアムがついた価格になるのかもしれません。
過去の記念硬貨について元銀行員の見解
12年銀行に勤めた筆者は、過去に何度も記念硬貨の発売を見届けてきました。
記念硬貨には熱狂的なファンがいる
記念硬貨って、意外と大きく宣伝しないんです。昔は大々的に日経新聞に載っていた気がするのですが、今は見かけないですよね。働いている銀行員ですら、窓口担当でないと知らなかったりするんです。でも、好きな人はどこからか情報を手に入れて両替しに来てくれます。
私が担当していたお客さまにも熱狂的なファンの方がいました。大量に両替されるので聞いてみると、
ママ友に立替てもらったお金を返す時に渡すと、珍しいから喜ばれるのよ
とおっしゃっていました。ママ友と100円、200円の貸し借りって以外と頻繁にあるので、そんな時に記念硬貨で返すとちょっと気が利いている感じで喜ばれるのかもしれません。※以前発行された100円硬貨のお話です
記念硬貨の発行枚数の予想
記念硬貨の発行枚数ってどれぐらいだと思いますか?
まだ発表がないのでなんとも言えませんが、そんなに多くないと思います。年々減少傾向にあり、手に入れるのは至難の業かも。銀行員の中には記念硬貨好きも多いので、余った分を全て両替するような人も中にはいます。以前は、1人〇枚まで、と規制がかかっていた時もありますが、本当に欲しい人は家族分の名前を書いて両替にきたりします。
ミャクミャク記念硬貨を必ず手に入れる方法
必ず手に入れるためには、まず引換当日の窓口が開くとともに両替をすることしかありません。予約などは過去にありませんでした。ただし、懇意にしている営業担当者がいる場合、前日に両替を依頼することで手に入れることは可能かもしれません。その場合も、訪れる金融機関に事前に取り扱いがあるかどうか確認するようにして下さいね。
まとめ
ミャクミャク記念硬貨の詳細について紹介してきました。ミャクミャクの記念硬貨は申込みは必要ないけど、銀行で両替する必要があること、引換期間は令和7年4月からで、詳細な日程までは決まっていないことがおわかりいただけたでしょうか。現時点でわかっていないことも多いのですが、今から楽しみですね。普段あまり記念硬貨について注目していない人も、ミャクミャクの可愛さに欲しくなる人も多いかもしれません。第3弾の記念硬貨は、プレミアム型の記念硬貨ではないので気軽に両替することが可能です。記念硬貨は普段の買い物で使うことも出来るんですよ。銀行で引き換えることが出来なくても、もしかしたらコンビニのおつりで手に入ることがあるかも?!